2016年3月16日水曜日

ファンキーなマッフルストローク/ブラッシングについて解説します。

ストロークの技法の1つにマッフルストロークという弾き方があります。

弦に触った状態でストロークをして「コツッ」という打楽器的な音を出す奏法で,ブラッシングとも呼ばれます。

マッフルストロークには右手の手のひらで弦に触りながら弾く方法とコードを押さえている左手を少し浮かせて弾く方法の2種類があります。
両方を同時に行う場合もあります。

通常のストロークにこのマッフルストロークを織り交ぜることにより歯切れのいいグルーヴィーなメロディーを打ち出すことができます。

ストロークのパターンに彩りを加えることができるのでぜひチャレンジして頂ければと思います!

右手で弦に触って行うマッフルは主にロックやフォークで使われます。
その当たりをピッキングよりも一瞬早く弦に当て、その後にピッキングします。

手の平と手首の境目ぐらいに骨が出ている箇所があると思います。
その当たりをまず弦にぶつけ、そのまま慣性を利用してピッキングをすると上手くいきます。

右手によるマッフルは2拍目と4拍目の表で入れるパターンが多く用いられます。
譜面上でマッフルは×印で表されます。


左手によるマッフルはファンクやR&Bなどダンサンブルなリズムでよく使われます。

コードを完全に押さえず、弦をフレットから浮かせることにより左手で弦に触っている状態を作り出します。
従って4本の弦すべてを押さえるコードで行う必要があります。

弦を押さえた状態で弾く実音部とフレットから浮かせた状態で弾くマッフル部を細かく行き来するので、左手の素早い動きが重要になります。


マッフル部で左手の力を完全に弛めてしまうと間に合わなくなってしまいます。
マッフル時も弦を押さえてるときと同じくらい、左手の筋肉を緊張させていると左手が機敏に動きます。

歯切れよいリズムを生み出すために、右手、左手の場合ともに実音部とマッフル部が明確に別れていることが大切です。
そのためにはマッフル部で実音が鳴らないように確実に全部の弦に触ってミュート(消音)することを心がけてください!

普通のストロークとマッフルストロークを自在に組み合わせられるようになれば伴奏がさらに生き生きしてきます!


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