ビートルズ最後のアルバム、Let It Beに収録されているジョンの集大成的なバラードです。
俳句に影響を受けたという歌詞は幻想的でいかにもジョンらしい。
UniverseとMy world、この世界と自分という言葉の対比が好きです。
無限に広がるかのような宇宙、でも確固たる自分はここにいて、移ろいを儚みながらも自分を信じている感じ。
聴く人それぞれで色々な解釈ができるのもまたこの曲の魅力です。
弾くにあたってはアルペジオもいいですが力強くかき鳴らしていくのもありかなと思います。
基本のリズムは16ビートのフィール。
ダウン、ダウン、ダウン、ダウン+アップでひとまとまり。
ジャン、ジャン、ジャン、ジャカという音のイメージです。
この曲で特徴的なのが変拍子です。
across the universe～のところのA7が5拍子、また1番と３番ででてくるGmの箇所に4分の2拍子が挟まれています。
ここをしっかり意識する方法は２つ。
１つ目は律儀にカウント。
A7の箇所は１、２、３、４、５。
Gmの箇所は１、２、３、４、５、 １、２。
で取ります。
２つ目は歌の合間に何回カウントが来るかで認識する方法。
A7では歌の合間に一回。
Gmでは２回カウントが入ります。
練習時は１つ目の方法でしっかり認識を深め、通して弾くときは２つ目の方法がいいと思います。
特に歌いながら弾くときは２つ目の方がわかりやすいです。
いずれにせよ１つめの方法で拍に対する理解を深めておくことが大切です。
楽器を弾かずに声にだしてカウントを取ってみましょう。
この変拍子があることで、歌の合間に空間ができます。
これが言葉の余韻を深め、Universeというスケールの大きな単語と相まってこの曲の壮大さを演出していると思います。
ぜひ弾きながらこの辺りも感じてみてください！
2017年4月16日（日）
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