オーディオインターフェイスについては教室の生徒さんからもよく質問があります。
製品に関しては宅録を始めるにあたって無理のない予算でそれでいて高品位かつ不足のないものが必要と考えています。
その条件をこのScarlettシリーズは満たしてくれているなと思います。
オーディオインターフェイスの性能や機能に関して僕が重視しているポイントの解説とともにこの製品をレビューしたいと思います。
•価格
宅録を始めてみたいと考えている方にとってもっとも重要ではないでしょうか。
5万、10万するものだとかなり覚悟がいると思います。
このラインナップはかなり良心的な価格です。
入力/出力が1つずつのScarlett G2 soloで1万円前後。
マイク/ギター、キーボードなどのライン入力がそれぞれ2つずつ、計6入力のScarlett G2 6i6でも3万円以下とかなり買いやすい値段です。
•サンプルレート
インターフェイスの性能を端的に表すのがこのサンプルレートです。
カメラでいう画素数みたいなものですが、このサンプルレートが高いほど高品質な音で録音できます。
現在のデジタル録音の最高のサンプルレートが192kHz。
(ごく最近、RMEから768kHzなんてのが20万で発売されましたがそれは別格として…)
エントリーとはいえここは押さえておきたいポイントです。
同じ価格帯のものでは半分の96kHzまでしか対応していない製品が多い中、このシリーズは192kHzまで対応しています。
これは心強いです。
•入力/出力数
宅録でしかもエントリーだとあまり数は入りませんが、入力が一つだけだと少々心細いかもしれません。
Scarlettシリーズはラインナップが豊富ですが、一番お買い特な所は2in 2outのScarlett2i2 G2だと思います。
ギター/ウクレレ2本、あるいはマイクとギター/ウクレレが同時に入力できて、1万5000円前後です。
宅録エントリーならば十分なのではと思います。
•ファンタム48v
コンデンサーマイクという電子的なセンサーを搭載したマイクを使うための機構です。
コンデンサーマイクは電源が必要なのでインターフェイスからケーブルを経由してマイクに電力を供給します。
高品質なマイクはたいていコンデンサーです。
昨今のモデルならばたいてい搭載されていますが、マイクを使う可能性のある方は一応確認しておきましょう。
Scarlettシリーズも搭載されています。
以上、Scarlettシリーズの特徴とインターフェイスを選ぶ際の着目点になります。
ぜひ宅録開始を考えている方は参考にしてください!
2017年6月25日(日)
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