「弾かないときは弦は弛めた方がいいのか?」ということをよく生徒さんから訊かれます。
弾かない期間がどのくらいかにもよりますが、基本的には弛めなくても大丈夫です。
弦を弛める目的はネックへの負担を減らして反らないようにすることです。
しかしネックはもともと弦が張ってある状態を前提として強度設計がなされています。
弛めることでそのバランスが崩れてかえって反ってしまうことがあるんです。
なので基本的にウクレレの弦は張りっぱなしで平気です。
また弦を弛めるとまた張ってチューニングするのは結構面倒です。
そうなるとウクレレを触る機会も減ってしまいます。
上達のためにはとにかくウクレレを触る時間を増やすことが大切です。
そのためにウクレレを常にすぐ弾ける状況においておけるといいですね。
直射日光や冷暖房が直接あたらない範囲でケースから出しておいておけるといいです。
ケースから出すのも意外と面倒なんです。
なんでソファーにそのまま置いとくとかスタンドに置いておくとかできるとサッと触れます。
従って1週間に1回くらい触っているようならば弛めなくても大丈夫です。
しかし弾かない期間が何ヶ月にも及ぶときは多少弛めてあげた方が良いです。
前述のように弦を弛めるとネックのバランスが崩れるので完全に弛めず、ちょうど1音分弛めてあげるといいでしょう。
1弦をG 2弦をD 3弦をBb 4弦をFに合わせてあげると保管にちょうどよいです。
上手く楽器とつきあっていってあげてください!
2019.11.17
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