アルペジオとは押さえたコードの音を右手の指でバラバラに弾いていく奏法です。
このアルペジオをいい音で弾くための正しい指の動かし方を解説します。
バラードやソロウクレレではこうした右手の動きが必須になってきます。
まずは基本のスタンバイの形からです。
それぞれの指を一本ずつ弦にかけます。
親指が4弦、人差し指が3弦、中指が2弦、薬指が1弦です。
構え方のポイントは主に2つ。
1つ目のポイントは手首が前に突き出たり、横に曲がったりせず、肘からまっすぐに伸びているようにします。手の甲をウクレレの表面と平行にするイメージです。
2つ目のポイントは親指と人差し指が向かい合わせにならないようにすることです。
親指はすっとまっすぐに、それ以外の指は軽く握り、親指と人差し指が互い違いになるようにします。
では実際の動かし方です。
親指は根元から下に向かって動かします。
この時弦を押し切らず、斜め前にに自然にはじき出されるようにします。
人差し指にぶつけにいくようなイメージです。
人差し指から薬指の動きはほぼ共通です。
基本の構えからそのまま握り込むように。
第一間接をあまり曲げないように心がけます。
大切なのが指を握り込む過程で、ゆびが弦の上を滑っていく感覚をもつことです。
このまま握り込んで、弦の上を指が滑って、ある地点で自然と弦が指から離れ、音が出ます。
指を握り込む過程で手を違う方向へ動かしたりせず、最後まで信じて握り込みましょう。
また、特に薬指を動かすときは小指も一緒に握っていくとやりよいです。
こうすることで指の肉の部分でしっかりと弦を捉えられるので太くいい音が出せます。
弦を弾く、ではなくて弦を掴むというイメージを持ってやってみてください。
また手にとって自然な動きなので負担が少なく、操作性も良くなります。
2020年1月19日(日)
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