2020年1月9日木曜日

アメリカのウクレレルシアー、Dan Ratliffさんを紹介します!

Dan Ratliffさんは最高品質のウクレレを作っているアメリカのルシアーさんです。
ウクレレを中心としつつも、ウクレレギターやミニギターも手がけられおり、僕ら周りのミュージシャンはこぞって購入し使っています!

近年では日本の楽器店に卸されることも稀になっており、知る人ぞしる名工といった位置付けになっていると思います。

しかしラトリフさんのウクレレは本当に素晴らしいのでもっと多くの人に知って頂ければと思い本稿を書きました!
より多くの方にDan Ratliff Ukuleleの魅力を知っていただけたらと思います!



厚い木取りによる質実剛健な作り


Ratliffさんの楽器の特徴は一言で言うと質実剛健。
ネックは通常のウクレレよりも太くしっかりした作りで頼もしい握り心地です。
ボディー材は厚い材で造られているものが多く、どっしりと懐に収まってくれます。

その質量感の印象そのままの太く豊かな音です。
存在感のある音色は単音のメロディープレイにも説得力をもたらしてくれます。

全弦のバランスもさすがでコードの音がとても綺麗にまとまります。

また厚いボディー材ゆえに、新品の時はともすると少し堅い印象をもたれるかもしれません。
しかし弾き込むほどに木が馴染み音に奥深さが加わっていきます。
この感覚は手工楽器ならではでしょう。 


一般的なウクレレと比べる重量がありますが、そのおかげで堅牢なペグを搭載してもヘッド落ちしづらく、演奏性に優れたバランスになっています。



ウクレレの枠にとらわれない材選択


ウクレレの材といえばコアやマンゴーですがそのイメージにとらわれない材選択もラトリフウクレレの魅力です!

スプルース、エボニー、ローズウッドなどギターに使われる材も積極的に採用しています。
見た目も音のキャラクターも個性際立つものになっています。

もちろんコアやマンゴーのラインナップも制作されています。


材とともにウクレレのデザインも特筆すべき点です。
美しい曲線によるカッタウェイはウクレレラトリフのアイコンです。
またサイドバックが一面ブルーなど大胆なフィニッシュも目を引きますね。


現状お店で試奏できる機会も稀なラトリフウクレレですが、僕らの演奏映像でもその音を感じていただければと思います!

Dan Ratliff Ukuleles 公式HP
http://www.ratliffukulele.com/welcome.html


麻生ようへい Concert BodyTop,Side&Back:Mango Neck:Mahogany (右)
林本陽介 Concert Top:Spruce Side&Back:Macassar Ebony Neck:Mahogany(左)



井上直樹 Mini Guitar “Neko” Top:Spruce Side&Back:Blackwood Neck:Mahogany