親指を使うことによるメリットはとても大きいです。
楽に押さえられるコードがある、指が一本余るのでコードを鳴らしながらメロディーラインを追加できる、などの特にソロウクレレでのアレンジに大きな幅をもたらしてくれます。
また動きのあるメロディックな伴奏なども作ることができます。
加えて、親指を使わなくてもいいコードでも前後関係によってはコードチェンジが楽になる場合もあります。
親指というとかなり上級テクニックなイメージがあるかもしれませんが、やって見ると意外と簡単にできますので、ぜひ皆さんの奏法に取り入れていただけたらと思います!
親指は軽く曲げるだけ
親指自体には力を入れず、手首の使い方で弦に力を加えます。
親指を曲げて挟むような力で押さえると親指がかなり痛くなりますし、その力みがコードチェンジにも影響を与えてしまいます。
ネックを折りまげるような動きで弦に力を加える。
親指を4弦、人差し指を付け根付近に位置させます。
そこから前にネックを折り曲げるようなイメージで手首を内向きに曲げようとしてみてください。
人差し指の付け根がネックの裏に押し付けられているのと、親指が自分の方に引っ張られて弦に圧力がかかっているのを感じましょう。
こうすることで、指先や手のひらには力を入れずとも、弦に十分な力が加わって押さえることができます。
手のひら、小指の付け根はネックにくっつけない
手のひらがネックの裏にペタッと面でくっついていたり、小指の付け根がネックの下側にくっついていると親指の圧力が弱まり、力に頼った押弦になってしまいます。
この2点がくっつかないように注意しましょう。
手のひらはネックに対して斜めに位置しているのがベストです。
動画を見ながら確認して見てください。
これらが親指による押弦のコツになります。
親指が使えるとプレイやアレンジの自由度の幅がとても広がるのでぜひマスターしていただければと思います!
親指押弦でのアレンジ例 「ノルウェーの森」
2022年5月28日(土)
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