カウントとそれに伴う入りのリズムは演奏全体のクオリティーを左右すると言ってもよいでしょう。
バンドやデュオでの合奏はもちろん、自分一人での演奏の時も出だしのカウントはしっかり取るようにしましょう。
しかしただ数を言えばいいわけではなく、しっかりとリズムが感じられるようにカウントしなければ意味がありません。
カウントは単なるタイミングの合図ではありません。
共演者と自分自身に曲のリズムやグルーヴと言った情報を伝えるためのもので、演奏の一部なのです
今回は具体的なカウントの方法について解説していきます。
1.演奏する曲のテンポやリズムをしっかりイメージする
カウントの前にまず、演奏する曲のイメージを頭の中で作ります。テンポ、ストロークのパターン、歌い出しのメロディーなどあるべく具体的に。
カバーの場合は原曲のドラムパターンも込みでイメージするのもいいですね。
この時点でまだカウントはしません。
2.そこにカウントを追加して、さらにイメージを膨らませる。
演奏のイメージがしっかりできたら、それにカウントが乗せてみます。新たな楽器としてカウントが追加された感じ、とでもいいましょうか。
1の行程と2の行程でテンポやリズムが変わってしまわないようにしましょう。
冒頭に頭の中でと書きましたが、小さく声に出してしまっても構いません。
特に共演者がいる場合はその方がわかりやすいです。
この間、ステージは静寂か、カウントのための声だけになりますが、この間を恐れる必要はありません。
むしろこの間がオーディエンスのアテンションを引き込みます。
3.実際にカウントを出して演奏開始
ここまでできたら実際にカウントを出して演奏開始です。カウントはコツは大きな声で明確に。
行程1からここまで頭の中には常に曲が流れているのが理想です。
カウントだけでリズムのイメージが共演者に伝わるのが理想のカウントであり、それがカウントの目的でもあります。
4.カウントの発音について
カウントは英語の発音で行いましょう。日本語の発音は文字の数だけ音節ができてしまいます。
例えばスリーは3文字なの3テンポかかります。
英語の発音でThreeというと1テンポで発音できます。
打楽器のように鋭くカウントを発すると非常にわかりやすいのです。
なのでここは恥ずかしがらずに気取ってください笑
カウントの間で細かいリズムを言うのも効果的です。
例えば16ビートならば「ワン ツク ツー ツク スリー ツク フォー ツク」と言った具合です。
僕自身はこういう言い方が多いですね。
まとめ
これらの行程と注意点をしっかり踏まえることができれば、自然といいカウントが出せるようになります。ソロでの演奏でも自分自身にこの手順でカウントを出してあげましょう。
これらのカウントの手順はリズムへの意識の高さを作ってくれます。
すなわちリズム練習として効果が高いということですね。
普段の練習でも常にカウントを出しながら練習できるといいですね。
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