2024年1月27日土曜日

メトロノーム練習が苦手な方へ! メトロノームと合うようになる意識の持ち方と練習方法。

リズム練習といえばメトロノーム練習。
昨今はスマホアプリも多数でていてより身近なものになっていると思います。

しかし実際にやってみるとなかなか難しく、メトロノームと疎遠になってる方も多いのではないでしょうか?

そんな方に向けて今回はメトロノーム練習において注目すべきポイントを紹介します。


メトロノームで練習を積むことで基礎力がとても上がるのでぜひ取り組んでみてください!



・自分の演奏以外の音を聴く練習
メトロノーム練習の最初はリズム練習というよりも、まず聴く練習です。
自分の音だけでなく周りの音を聴きながら弾く練習、耳をオープンにする練習です。

弾いていてずれてしまう時は、だいたい弾くことのみに集中してしまって自分の音しか聴こえていない状況です。
まずはメトロノームをしっかり聴くという意識を持って取り組んでください。
ここで必ず実践してほしいことが「メトロノームを見ないこと」です。

メトロノームを見て合わせようとしている時は聴覚よりも視覚に意識がいっています。
この状況ではメトロノームをしっかり聴くことはできません。
メトロノームを見えない所に置く、スマホを裏返すなどしましょう。
段々と耳が開かれてきて聴きながら弾くのが当たり前の状況になればメトロノームに合わせるのも苦ではなくなります。

まわりの音を聴くというのはアンサンブルにおいてとても重要です。
メトロノーム練習はそこにもつながる練習だと思います。


・メトロノームは頼れるパーカッショニストである。
メトロノームに合わせて弾けるけれども何だか窮屈という方もいらっしゃるでしょう。
確かに人間同士で合わせるのも場合と違ってメトロノームはこちらに一切合わせてくれないので、そんな風に感じやすいです。

メトロノームを単なるガイドとして捉えるととりあえず辻褄を合わせているだけの演奏になりがちです。
いわゆる音を置きにいっている状態ですね。
こうなると弾いている気分は窮屈、出音のリズムもぎこちないという状況になってしまいます。

しかし見方を変えるとメトロノームはいついかなる時のも正しいリズムを刻んでくれる最強のパーカッショニストとも言えます。
メトロノームをパーカッションのようにして捉え、一緒に演奏しているように弾いてみましょう。
上手くハマればそれまで無機質であったメトロノームの音がとても小気味いいリズムに聴こえてきます。
その状態を長く続けられることを目指して練習しましょう。


・メトロノーム練習の合格ラインとは?
よくメトロノームと合っているかわからない。またはどこまでピッタリ合わせれば合格ラインなのかがわからないという質問を受けます。 その答えが「メトロノームがかっこいいパーカスのように聴こえたら」です。
その状態とはすなわちメトロノームと音楽的にリンクして自分でもいいリズムが出せている状態です。

加えてもう一つ。メトロノームの音と自分の音がピッタリ同じタイミングになるとメトロノームの音が綺麗に消えます。
これは合格ラインよりかなり上のレベルの話ですが、ぜひトライしてみてください!





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