2022年8月27日土曜日

ウクレレの弦は毎回緩めなくてはいけないのか? ネック強度と弾く習慣についてのお話。

弦は弾いた後に緩めるべきか。
これ、悩まれてる方も多いと思います。
なんせ人によって言うことが違うのですから。

緩めるべきと言う人もいるし、緩めなくてもいいと言う人もいます。
緩めなきゃと毎回思うけどほったらかしちゃって…でも平気だったよと言う人もいます。


結論から言うと、長期にわたって弾かない場合を除き、弦は緩めなくて良いです。
僕自身も普段弾くギターやウクレレは使用後に緩めることはしません。

これには2つの理由があります。
1つ目はネックの強度は弦の張力と釣り合っているから。
2つ目は練習前に弦を張り直す一手間がウクレレを遠ざけてしまうからです。
では具体的に解説していきます!

2022年8月21日日曜日

ウクレレでのフィンガーピッキングの指の動かし方と注意点を解説! 弦を押し切らず指が弦に道を譲ること。


今回はフィンガーピッキングのフォームについて具体的なやり方を解説していきます。
手首に曲げないニュートラルなフォームについてです。

先の投稿でも取り上げましたがこのフォームは手首や指にとって一番負担が少なく、かつ太い音が出せるのでお薦めです。

ポイントは指の可動域の確保と指が弦に道を譲るという点です。
フォームが整えばそれだけで弾けなかったフレーズが弾けるようになる場合もあります。
ぜひ読みながら実践してみてください!

2022年8月18日木曜日

右手首の正しい角度とは? フィンガーピッキングで手首は本当に曲げなければいけないのか?


フィンガーピッキングのとき、右手首の角度はどのようにあるべきでしょうか?
まっすぐか、それとも手首を曲げて指を弦に直角に当てるのか。

手首を曲げて弾こうというのは多くの教則本に書かれています。
しかし意外と難しいと思っている方も多いのではないでしょうか?

手首を曲げて弾くのは難しいし、手首も痛い。
むしろ手首をまっすぐにして弾いても悪い音はしない、これではダメなのだろうか?と思う方も多いのではないかと思います。

結論から書くと右手首はまっすぐでも大丈夫です。
むしろそっちの方を僕はお薦めします。

今回は音質、指の操作性、怪我の防止の3つの観点からその理由について書いていきます。

2022年7月2日土曜日

脱・初心者っぽい音。 音の切り方の意識が演奏に1つ上の風合いをもたらす。


音がプツプツと切れる、なんだか流麗でない、上手い人の演奏と比べるとなんか雰囲気が違う、など、自分の演奏に対して色々な要望が湧いてくるものではないでしょうか。

あえていうとこうした「初心者っぽい音」と「上級者っぽい音」はどこが違うのでしょうか。

もちろん要因は多岐に渡りますが、その中でも大きなウェイトを占めるのが「音の切り方」です。
本稿ではこの点に注目して話を進めていきたいと思います。

まず弦楽器の左手の移動には必ず時間が必要です。
それまで押弦に使っていた指を一旦離して指を次の目標フレットに向けて動かしていくのです。

指を離すタイミングが早ければ移動時間は長く、遅ければ移動時間は短くなります。
このタイミングをどこにするのか、で演奏の流麗さが決まります。
これが今回テーマである「音の切り方」です。

音の切り方への意識が高まれば、リズム、音質、次のフレットへの指の移動のしやすさなどが改善されます。

2022年7月24日 初心者向けウクレレ講座 "Time After Time"


Acousphere Guitar School presents
初心者向けワークショップ、ウクレレクリニックのお知らせ!

2022年7月24日に東京荻窪の"Acousphere Cafe"にて初心者向けウクレレクリニックを開催します!

今回はシンディーローパーの名バラード、Time After Timeの伴奏をレクチャーします。
印象的なイントロのフレーズも、実際にウクレレで弾くと聴き慣れた感じとはまた違う風合いを楽しめます!

奏法の基礎や練習方法も学べますので初めての方もぜひお越しください!
今回初めてウクレレに触るという方もウクレレの弾き方や練習方法で訊きたいことがあるという方もお待ちしています!

2022年5月24日火曜日

上達効率の良い練習方法。練習は3段階に分けてやってみましょう!

練習と一言で言いますが、その内容次第で効果は大きく変わってきます。
効果の大きい練習を行うことで効率よく上達していくことができます。
今回は効果的な練習方法として生徒さんに勧めている、練習を3つの段階に分けて行う方法を紹介します。

3つの段階とは1つめにタスクの確認、2つめにスローテンポでの練習、そして最後に弾きたいテンポでの練習です。

この段階をふむことで細部まで正確に弾けるようになります。
またがむしゃらに弾きまくるよりも身につくスピードも早いですね。
難しい曲になればなるほど効果が高いのでぜひ実践して見てしいと思います。
では3つの段階について詳しく解説して行きます。

2022年5月17日火曜日

ウクレレを始めたらまず弾いてみたい! ウクレレ初心者におすすめする5個以下のコードで弾ける曲、5選!

ウクレレを弾いてみたい、あるいは実際に買ってみたという方で、でも何から練習していいかわからないという方は多いのではないでしょうか。

基礎練習は色々ありもちろん大切ではありますが、やはりまずは実際に音楽を弾く楽しさ、1曲演奏する楽しさを感じてもらいたいと思います。


楽器が初めての方ならば尚更です。
その楽しさが練習をするモチベーションにもつながります。

また曲を定めることで基礎練習が単なる練習で完結せず、実際の音楽を弾くためのとても有機的な練習となります。
この「音楽的な練習」をするためにも弾く曲、弾きたい曲を定めて行くことが大切です。

今回はウクレレ初心者の方にお薦めの「でてくるコードが5つ以下の曲」を5つピックアップしました。
コード進行がわかるレッスン動画と共に紹介していくのでぜひ挑戦してみてください!

2022年5月10日火曜日

ソロウクレレや伴奏のアレンジが劇的に変わる、左手の親指で4弦を押さえる方法を動画で解説します!

左手の親指で4弦を押さえる方法を動画で解説します!

親指を使うことによるメリットはとても大きいです。
楽に押さえられるコードがある、指が一本余るのでコードを鳴らしながらメロディーラインを追加できる、などの特にソロウクレレでのアレンジに大きな幅をもたらしてくれます。

また動きのあるメロディックな伴奏なども作ることができます。

加えて、親指を使わなくてもいいコードでも前後関係によってはコードチェンジが楽になる場合もあります。

親指というとかなり上級テクニックなイメージがあるかもしれませんが、やって見ると意外と簡単にできますので、ぜひ皆さんの奏法に取り入れていただけたらと思います!

2022年5月9日月曜日

リズム表現を深めるためのパーカッシブサウンド。やり方を動画で説明しました。

ジョン・レノンバージョンのスタンドバイミーやビートルズのゲットバックで聴くことができる、ストロークの合間に挟まれたカシュッ、ザッという打楽器的な音。

これによってストロークにリズミカルな要素が加わって、躍動感が付加されています。

特に弾き語りなどウクレレ一本で伴奏する時はこの打楽器的サウンド、いわゆるパーカッシブな音がリズムの表現に大きな役割を果たしてくれます。

これはダウンストロークの際に指と一緒に手の手刀部分を弦に当てながら弾く奏法です。
今回はこのパーカッシブ奏法のやり方を動画で解説しました。

2022年4月10日日曜日

本格的ないい音を出すためにまずは実践したいこと。右手を左手それぞれについて解説しました!


本格的ないい音。漠然とした言葉ではありますが、インスタやYoutubeを観て上手な音だなあとかプロっぽい音だなあ感じることは皆さんもあるのではないでしょうか。

ではその音に近づくためにはどのようなことを実践していけばいいのでしょうか。
右手と左手それぞれのポイントを紹介しますのでぜひ普段の練習から実践して頂ければと思います!

2022年3月22日火曜日

Minimal World Music - ロカビリー編 Rock This Town!


今回挑戦するジャンルはロカビリー。
Stray Catsのデビュー作にして代表作の1つ、Rock This Townをウクレレデュオでカバーしました!

ロカビリーはロックンロールが生まれる前夜の音楽でカントリーやウェスタンなどをベースにして出来上がった音楽です。代表ミュージシャンはなんといってもElvis Presley!

そのロカビリーをBrian Setzer率いるStray Catsが80年代にリバイバルさせました。
パンクやロックンロールなどを通過したStray Catsの音楽はネオロカビリーとも呼ばれ、当時の音楽界に一石を投じました。

今回の動画ではそのStray Catsのグルーヴをリスペクトし、スウィンギーさは失わず、でも少し突っ込み気味のパンキッシュな感じで演奏しました。
ぜひご覧ください!







<ウクレレレッスンのご案内>


東京南荻窪Acousphere Cafeにてウクレレレッスンを開講しています!

Eメール、LINEにてレッスンの申し込みやお問い合わせ頂けます。
お気軽にお問い合わせください!




Eメールアドレス
sonascribe@gmail.com

Line
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2022年1月24日月曜日

アルペジオを弾くときの滑らかなコードチェンジの仕方を解説します!

ウクレレを演奏する際に、特に攻略すべきポイントの1つが「コードチェンジ」だと思います。

コードチェンジをスムーズに行うためには左手を動かす時間を演奏の中で確保していく必要があります。

コードチェンジは複数の指を同時に動かすので、どんなに修練を積んでも一瞬でそれを行うことはできないからです。

ではその時間を確保するためにはどうすればよいのでしょうか。

答えは簡単で、「左手を離す」ことです。
コードを押さえている左手を離して開放弦を弾き、その間に次のコードに移るのです。
今回はアルペジオを弾く際のコードチェンジ、左手の離し方を解説していきたいと思います。

2022年1月17日月曜日

ストロークのパターンを増やすための空ピッキングについて解説します!

ストロークやカッティングで欠かせないテクニックが空ピッキングです。

空ピッキングとは連続したストロークに中で弦を弾かずに空振りする動きを入れてストロークのリズムパターンを替えていくテクニックです。

この空ピッキングにより、右手の動きを止めることなくいろいろなパターンを弾くことができるのです。

空ピッキングのやり方について解説した動画を作りましたのでぜひ練習して見てください!

2021年12月20日月曜日

ハンマリング・オン、プリング・オフ、トリル 左手のテクニックについて動画で紹介します!

今回は左手の動きだけで次の音を出して繋げていくテクニックを紹介していきます。
ハンマリング・オン、プリング・オフ、そしてそれらを連続で行うトリルという奏法について動画で解説します。
これらのテクニックを使うことにより、音と音を滑らかにつないでいくことができます。

一つ一つ右手で弾いたのとは違うニュアンスが乗ってきますので、演奏の表現にさらに深みが出てきます。

動画と関連づけて練習のポイントを書き出しましたので、ぜひ練習してみてください!

2021年12月6日月曜日

できないコードがある、指が立てられない、速く動かないetc...左手の問題とフォームの解決に大きな効果を発揮するタッピング練習!

押さえられないコードがある、コードチェンジがうまくいかない、指が寝てしまう、速く動かない、などなど、ウクレレの練習や上達において左手の動きというのはなかなか大きなトピックなのではないでしょうか。

また練習を重ねてもなかなかうまくならない、と少なからず壁を感じている方も多いと思います。

今回はそんな状況を打破するための左手のタッピング練習を紹介します。
これは左手の指を弦に叩きつけるようにして押さえ、それだけで音を出していく練習です。

コードプレイがなかなかうまくならない大きな原因の一つはコードプレイにおいて左手の運動量がかなり少ない点にあります。
コードプレイ以外のもっと指の運動量の多い練習を行っていくと、効果的に指の運動能力を鍛えることができ、コードも自然とできるようになります。

またこのタッピング練習は左手の指のフォーム改善にも効果的です。
指が寝てしまうという方もぜひトライしてみてください!